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セレブを迎えるためのビール。スペインからやってきた優雅「イネディット」

物には、それぞれに思惑がある。

誰かを喜ばせるため、驚かせるため、女の子のためのものであったり、男の子のためのものであったりと実に様々。

物が世にでる前、思惑が決定された時すでに物の個性が決まっているのだとしたら面白い。

それはビールだって同じで、ブルワリーの職人達の思惑が結実し、私たちに日々新たな楽しみを届けてくれる。

今回紹介するビール「イネディット」の思惑は、「セレブを迎えるためのビール」

世界で最も予約の取れないレストランと言われる「エル・ブリ」の料理長「フェラン・アドリア」が、レストランに来るセレブを迎えるために作ったビールは、良くその思惑を表している。

 

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必要から生まれた珠玉

この、およそビールらしくない面構えの一品は、冒頭で紹介したシェフ、フェラン・アドリアが作った。

それは、レストランをおとずれるセレブのためのワインはあっても、ビールがなかったため。

それというのも、彼が運営していた高級レストラン、エル・ブリは、わずか45席しかないシートに年間200万人もの予約が入るという超人気店で、世界中のセレブが訪れるから、その場に相応しい気品のあるビールを提供する必要があったのだろう。

※2011年に店は閉店され、フェラン・アドリアは「近未来味覚ラボラトリー」という活動をしている。

「エル・ブリ」の天才料理人、フェラン・アドリアの近未来味覚ラボラトリー | WIRED

 

そうして開発されたイネディットは2009年に完成した。開発を手伝ったのは、以前hipahipaでも紹介した、FCバルセロナのスポンサーを務める「バルセロナ・ダム」

星を意味するスペインの国民的ビールはキラリと光る情熱 「エストレージャ ダム」

 

ビールのパッケージとしては他に類を見ないほど控えめで、それが逆に自信を伺わせる。ビールのパッケージにはそのビールの名前が大きく書かれているものだけれど、飲み口あたりにちょこんとINEDITと留めているところに、このビールが供される場所のことなど、念入りに設計されていることが伺える。

 

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シャンパンのようなビール

イネディットを一口飲んだ瞬間、「おいしい」と呟いてしまった。

ホワイトビール調の柑橘系の香りと味わいがあり、それでいてしつこさは皆無で、キレの良さがまとめている。

小気味いい黄金色を舌で味わい、喉を下らせると、その色を裏切らない爽快な後味をもたらしてくれる。それは、街でふいに好みの人とすれ違ったときのようで、振り返ると後ろ姿しか見えないが、もう一度顔を見たいという可愛らしい興味と似て、このビールも二度三度と杯を上げる手が止まらない。

ほとんど苦味はなく、かといって甘さだけでもない、例えるならシャンパンのような気品あるキレを味わえるから、ビールが苦手なあなたに自信を持ってオススメできる。

また、レストランで供するために作られたものだから、料理の味を壊してしまうことがないため、繊細な料理と合わせるのにもオススメしたい。

 

ビール通の人もそうでない人も、ハッとしてしまうほど洗練されたビールだった。特別な席にはもちろん用意しておきたい。

 

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3 Comments

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