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秋にぴったりな曲をオススメする。

「ウォールフラワー」という映画をご存知だろうか?

アメリカの文化系高校生の憂鬱と、似た者同士の友達たちとの交流を描く映画で、主人公の独白が悲観的なのと対照的に、客観的には同年代の友達に囲まれ、彼女もできるというリア充生活を主人公は送っている。2012年のアメリカ映画。

 

ライトノベルと通じる匂い

あれ?これはどこかで知っている感じだぞ?と考えて、「涼宮ハルヒの憂鬱」あたりのライトノベルを思い出した。

人生に億劫な主人公が、何故かよき友達とカワイコちゃんに囲まれ、ピンチの時には大活躍するところがそういう小説には通底していて、逆説的に、「そういう生活を送れなかった人が、そういう生活を送りたかったんだろうな」とも考えさせるのはひねくれているだろうか?

ただ、そういう、ある意味理想化された生活を描いたライトノベルが嫌いなわけではないし、むしろ羨ましいとさえ感じる。高校生にありがちな屈折したものを抱え、一方ではバラ色の生活を送る主人公が。

だから、小説にしろ映画にしろ、そんな設定の作品が好きだ。

その「好き」を突き詰めると、行動しない無気力な姿勢のまま望むものを手に入れたいという、子供じみた欲求まで掘り下げられるのだろうけれど、今日の記事から脱線しすぎるから置いておこう。

 

ミックステープ

「ウォールフラワー」では、主人公が選んだ曲をテープに録音し、気になる女の子に渡したり、主人公の姉が、彼氏から全く興味のないテープを貰って、笑えるぐらい迷惑そうな顔をするなど、ミックステープの絡むシーンが多い。

ミックステープを人に渡すという行為は、手紙を書くということに近いなと感じる。

それというのも、自分の好み、個性など、自分自身が反映された音楽を選び、相手に送るということは、独りよがりまではいかなくとも、独白の性質を帯びるもの。

手紙だって、手紙を渡す相手に対して、その想像上の相手に語りかけるように書くものだから、どうやったって独白になる。ただ、ミックステープよりも、見かけは会話のようになるけれど。

今回は、秋にぴったりの音楽を毎度おなじみサウンドクラウドからまとめるけれど、これも独白ということになる。この独白が、すこしでもあなたの琴線を震わせられればと願って。

 

Was Only A Stupid Joke (piano instrumental) / DOME

高い高い、秋の空を見上げながら聴きたい。

イタリアはローマのDomenico Crispinoによるこの曲は、そんな爽やかな風の吹く1シーンで聴きたい作品に仕上がっている。

イラストがキッチュでとても好きなんだけれど、誰が描いたんだろう?すごく気になる。そしてポスターにして部屋に飾りたい。

 

エイリアンズ (Groove encounters mix) / キリンジ

やっぱり秋は夕暮れがいいよなと思う。目を離すとあっという間に暮れてしまうけれど、それがより一層夕暮れが貴重だと思わせてくれる。

この曲は、来年で結成20年を迎えるキリンジの「エイリアンズ」をリ・ミックスしたもので、夕暮れに差し掛かる前、気がつくほど影が伸びてくるぐらいの時間に似合う。

 

Piano Jam 2 / Kygo

若干23歳のノルウェー人の音楽プロデューサーKygoによるピアノ曲。

ノルウェーの鬱蒼とした美しさを持つ、深い緑の木々を思わせる作品になっている。行ったことないけれど。

是非、秋の夕陽が赤々とその日最後の印を残す時間帯に聴いてほしい。最高にエモな気分に浸れるはず。

 

LifeLine / Brian Culbertson

ここまでの流れと打って変わり、秋の夜長の光るナイトライフにうってつけの曲を一つ。

Brian Culbertson(ブライアン・カルバートソン)は、Marcus Millerや、アパレルブランド名っぽい名前のEarth, Wind & FireのMourice Whiteとも仕事をしているスムース・ジャズやフュージョンの作曲家。

AORというジャンルの曲を思わせる艶のある曲ばかりなので、ナイトライフにぴったりというわけ。

 

Put It In My Video (Noms Remix) / Childish Gambino

夜風の涼しさが気持ちいいほろ酔いのまま、二軒目へ向かうあたりの時間、この曲は外せない。

ナイトライフのクライマックスへ向けて、テンションを放り投げてくれるこの曲は、俳優やコメディアンの顔を持つDonald Gloverが、ステージネームであるChildish Gambinoとして送り出す。

アメリカのテレビ曲を舞台にした、くだらなさK点越えのドラマ「30 Rock」にも出ている。あのドラマ自体、泣けるぐらい面白いのでおすすめ。

 

Piano Jam / Kygo

Kygoはこれで二曲目。秋という季節に、彼のピアノソングが本当に染みる。

オールナイトで遊んだ夜明けに熱いコーヒーなど飲みながら聞くのにぴったりな曲が、この「Piano Jam」 昇る朝日の、様々なエモい感情を静かに呼び起こすシーンにこの曲はぴったりと寄り添う。

本当にこの人のピアノソングは素敵で、ピアノソングばかり集めたレコードがあれば是非買いたいぐらい。

 

 

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